「ちょっぴり苦い笑いを楽しみたい」そんなときに読みたい本。
サキ短編集/サキ
ブラックユーモアを書かせたら、サキの右に出るものはいない!
O・ヘンリーと並ぶ短編の名手と言われながらも、なぜか知名度は圧倒的に低いです。
後味の悪すぎる結末、でもなぜかにやっと笑ってしまう…
そんな毒のあるサキの話、一度体験したらはまってしまいます。
サキの短編。どれもしっかりビターです★
二十日鼠/平和的玩具/肥った牡牛/狼少年/話上手/七番目の若鶏/運命/開いた窓/宵闇/ビザンチン風オムレツ/休養/マルメロの木/親米家/十三人目/家庭/セルノグラツの狼/おせっかい/ある殺人犯の告白/ラプロシュカの霊魂/七つのクリーム壷/盲点
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O・ヘンリーはほんわかしていて人情味があるというか…こちらも大好きな作家です。
紹介記事はこちら。
「美しい涙を流したい」そんなときに読みたい本。
ごんぎつね/新美南吉
鰻を捕るなどいたずらをして兵十を困らせていた、きつねの「ごん」。
少し経って、ごんは兵十の母が亡くなったことを知ります。
(兵十のお母さんは、死ぬ間際に鰻が食べたいって言って、死んでいったんじゃないだろうか。俺が、いたずらをしたばかりに…)
こう考えたごんは、その日からこっそりと兵十の家に食べ物を届けることにしました…
教科書にも載っていた記憶があります。
幼いながら、ごんの健気さに胸を打たれました。
最後のシーンは言葉にできないほど切ないです。
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「手に汗握る冒険を楽しみたい!」そんなときに読みたい本。
王への手紙/トンケ・ドラフト
少年ティウリは、あとひとつの試練を残し、新米騎士になることが決まっていました。
礼拝堂で一夜を過ごす儀式さえ乗り越えられれば、みんなの憧れの騎士になれるのです。
礼拝堂での決まりは、一晩中そこにいること。
声が聞こえても、決して答えてはなりません。
しかし、ティウリの耳に助けを求める男の声が届きます。
一度は無視したティウリでしたが、懇願する声を聞いて、いてもたってもいられず礼拝堂を飛び出します。
明日の朝には騎士になれるという夢を捨てて…
男から重要な任務を託され、ティウリの冒険が始まります。
ティウリとともに壮大な冒険をした気持ちになれる一冊です。
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「愛は勝つ?それほんと??」そんなときに読みたい本。
クラバート/プロイスラー
ドイツの伝説をもとにした物語。
『大どろぼうホッツェンプロッツ』と同じ作者です。
水車小屋の親方のもとで働く、見習い魔法使いのクラバート。
親方は悪い魔法使いで、水車小屋では一年ごとに恐ろしい出来事が起こるのでした。
クラバートは金髪の少女の力を借りて、親方に立ち向かいます。
不思議な世界観で、小学校高学年から大人まで楽しめます。
単行本はこちら。
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文庫版はこちら。上・下に別れています。
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