本読むしろくま

あなたに贈る本

外国文学

「スカッとしたい」そんなときに読みたい本。

ポケットにライ麦を/アガサ・クリスティ 犯人に対してものすごい憎しみが芽生えたのは、 この小説の犯人と、映画『藁の楯』の登場人物:清丸国秀に対してだけです。 (藁の楯は話もおもしろいし、なんと言っても藤原竜也さんの演技がすごい。) あの穏やかな…

「どのミステリから読めばいいの??」悩むあなたにおすすめしたい本

そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティ 「見立て殺人」「クローズド・サークル」のお手本のような本書。 ぜひ、解説やネタバレ等読まずに、読んでほしい本です。 何を言ってもネタバレになる気がするので、あらすじはシンプルに。 互いに面識のない10人…

「たまには恋愛ものもいいかも」そんなときに読みたい本。

高慢と偏見/ジェーン・オースティン イギリスの田舎町に暮らす五人姉妹。母親はそれぞれ良縁を探すべく奮闘中。勝ち気で聡明な次女エリザベスは、資産家のダーシーと出会いますが… 映画化もされており、有名なお話です。 ラブロマンスはあまり好みでないので…

「ほっこり心をあたためたい」そんなときに読みたい本。

賢者の贈り物/O・ヘンリー 貧しい夫妻は、クリスマスの贈り物を買うお金がありません。 それぞれの大切なものを売って得たお金で、なんとか素敵なプレゼントを用意しますが… すべて本当に短い短編です。 ハートウォーミングなお話がたくさん。 泣けるのは『…

「高度なミステリと高度なSFどちらも楽しみたい」そんなときに読みたい本。

われはロボット/アイザック・アシモフ ロボット工学三原則を提唱したアシモフによるロボット短編集。 アシモフは、ミステリの名手としても知られていて、 一読では「んん?」と悩まされるような高度なロジックを操ってきます… 話が進むにつれ、だんだんロボ…

「ちょっぴり苦い笑いを楽しみたい」そんなときに読みたい本。

サキ短編集/サキ ブラックユーモアを書かせたら、サキの右に出るものはいない! O・ヘンリーと並ぶ短編の名手と言われながらも、なぜか知名度は圧倒的に低いです。 後味の悪すぎる結末、でもなぜかにやっと笑ってしまう… そんな毒のあるサキの話、一度体験し…

「手に汗握る冒険を楽しみたい!」そんなときに読みたい本。

王への手紙/トンケ・ドラフト 少年ティウリは、あとひとつの試練を残し、新米騎士になることが決まっていました。 礼拝堂で一夜を過ごす儀式さえ乗り越えられれば、みんなの憧れの騎士になれるのです。 礼拝堂での決まりは、一晩中そこにいること。 声が聞こ…

「愛は勝つ?それほんと??」そんなときに読みたい本。

クラバート/プロイスラー ドイツの伝説をもとにした物語。 『大どろぼうホッツェンプロッツ』と同じ作者です。 水車小屋の親方のもとで働く、見習い魔法使いのクラバート。 親方は悪い魔法使いで、水車小屋では一年ごとに恐ろしい出来事が起こるのでした。 …

「だまされたー!!って叫びたい」そんなときに読みたい本。

検察側の証人/アガサ・クリスティ 「ミステリの女王」アガサ・クリスティの短編集。 クリスティは人物を描くのがうまいんですよね。 法廷劇の傑作です。 戯曲ですが、展開がはっきりしていて早いので読みやすいです。 二転三転しながら、驚愕のラストが待っ…

「あれ、友だちって何だっけ…」そんなときに読みたい本。

ふたりはともだち/アーノルド・ローベル 仲良しの二人組・かえるくんとがまくん。 5つのお話が収録されています。 確か、「おてがみ」は小学校の教科書にも載っていたはず。 この二人は、まさに友だち!! 二人のやりとりと思いやりが微笑ましく、大人が読ん…