本読むしろくま

あなたに贈る本

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「言い訳」からの卒業。

今週のお題「〇〇からの卒業」 「言い訳」からの卒業。 私は、何かを作り出すという行為が好きらしく。 これと言って絵がうまいわけでもなく、特段手先が器用なわけでもないのですが。 でも、何かを自分の手で一から作るということ、そして作り上げたときの…

「スカッとしたい」そんなときに読みたい本。

ポケットにライ麦を/アガサ・クリスティ 犯人に対してものすごい憎しみが芽生えたのは、 この小説の犯人と、映画『藁の楯』の登場人物:清丸国秀に対してだけです。 (藁の楯は話もおもしろいし、なんと言っても藤原竜也さんの演技がすごい。) あの穏やかな…

「気軽に時代小説を読んでみたい」そんなときに読みたい本。

恋忘れ草 / 北原 亞以子 直木賞受賞作です。 江戸時代の「キャリアウーマン」たちを描いた短編集。 本当にいい作家は、時代小説がうまい人だと勝手に思っています。 仕事で少し成功をおさめたけれど、女性だからと向き合ってもらえないことも多い。 現代でさ…

好きなものを胸を張って「好き」といえますか?おすすめの本

水を縫う/寺地はるな 家族からおすすめされて読んだ本です。 裁縫と料理が得意、趣味は刺繍の高校生男子の清澄(きよすみ)。 中学生のときに「女の子になりたいの?」などと言われて友だちができなかった過去があります。 清澄はそれでも、自分のやりたいこと…

「どのミステリから読めばいいの??」悩むあなたにおすすめしたい本

そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティ 「見立て殺人」「クローズド・サークル」のお手本のような本書。 ぜひ、解説やネタバレ等読まずに、読んでほしい本です。 何を言ってもネタバレになる気がするので、あらすじはシンプルに。 互いに面識のない10人…

「たまには恋愛ものもいいかも」そんなときに読みたい本。

高慢と偏見/ジェーン・オースティン イギリスの田舎町に暮らす五人姉妹。母親はそれぞれ良縁を探すべく奮闘中。勝ち気で聡明な次女エリザベスは、資産家のダーシーと出会いますが… 映画化もされており、有名なお話です。 ラブロマンスはあまり好みでないので…