生活に、プラスアルファで音楽を。
お題「#新生活が捗る逸品」
幼い頃から今に至るまで。
病めるときも、健やかなるときも。
いつでも私のそばには、音楽がありました。
そのメロディを聞いた瞬間、懐かしさと同時に、そのときの記憶がぶわーっと再生される。
苦かったり、甘かったり。
仕事ですごい失敗をしたときは、「元気が出る音楽」とか検索して聞いてたなあ…
失恋したときはJUDY AND MARY の「そばかす」とか。
気分をあげたり落ち着かせたりするために、日々音楽は欠かせない存在です。
外出の際は、SONYのワイヤレスイヤホンを、
自宅ではBOSEのスピーカーを愛用しています。
特にBOSEのスピーカーはまさに、生活がはかどる・豊かになるアイテム。
朝や夜は、夫が優雅にクラシックを流しています。
(私はクラシックの素養がないため「小学校の掃除時間に流れてた音楽だー!」などと言ってひんしゅくを買うことしばしば)
断然ロック派の私は、午後にQUEENを流して、料理しながら熱唱したり。
BOSEは低音に強いようで、「Under Pressure」のベースの響きが最高です。
音楽だけではなく、PCで動画を見るときも、
音質がいいのでスピーカーを使ったりもしています。
PCやスマホから流れてくる音声とはまったく別物!
ちょっといい生活をしてる気分になれます。
手のひらに置くと、ちょっとはみ出るぐらいのサイズ感。
配線のごちゃごちゃがすごく気になる私としては、
Bluetooth接続でコード不要なのもうれしいポイント。
音は途切れたりせず快適に使えています。
リラックスしたいときには小鳥のさえずりを流したり。
今の時期は春にぴったりの音楽を流して、新生活も豊かに。
プラスアルファ音楽をつけるだけで、生活がはかどるような気がしています。
|
「美の象徴とは?美とは何か?」考えさせられる一冊
金閣寺を燃やすに至るまでの物語。
青年僧にとっての金閣寺とは、幼少期から「美」そのものだった。
父親の語りを通して、少年は金閣寺のイメージを形成する。
金閣寺は、少年の生活に現れる美そのものに投影されるようになっていた。
「金閣寺は燃やされなければならない」
数々の経験を経てついに青年僧は、美とは怨嗟だ、と達観する。
★感想
三島氏には感嘆の一言です。数ある挿話も、いちいち次の場面に効いています。
前半は風景描写、後半は心理描写が素晴らしい。
金閣寺に絶対的で永遠的な美を見いだして、自身の生の儚さを思い知らされたのかな…?(理解が追いついていない)
愛情と憎しみは紙一重。
だから金閣寺を燃やすんだ!とは私はならないけれど、この感情なら少し理解できるかも。
再考を深めるためもう一度読みます。
|
「言い訳」からの卒業。
今週のお題「〇〇からの卒業」
「言い訳」からの卒業。
私は、何かを作り出すという行為が好きらしく。
これと言って絵がうまいわけでもなく、特段手先が器用なわけでもないのですが。
でも、何かを自分の手で一から作るということ、そして作り上げたときの達成感が好きなのかな~と。
大きな刺繍の作品に挑戦したいし、細いコットン糸で繊細な編み物もしてみたい…
でも私不器用だし、時間ないし…
それは言い訳!!
気になったら、まずはどんな小さな一歩でもいいからトライしてみる。
「だめだめ!これ私に向いてない!!」ってなったら、ぱっとやめればいい。
子どもの頃にそうやってやめた習い事も、意外と大人になったら好きになっていて、得意になるかもしれないですよね。
小学生の頃、編み物上手な祖母に教えてもらったけれど、全然うまく編み目がつくれなかった。
でも大きくなってトライすると、「あれ?簡単だ!しかも楽しい!」って気づきがありました。
ラインスタンプも気になっていたので自分で作ってみました。
売れる、売れないにかかわらず、こういうふうに自分の制作したものが販売されると何だか嬉しい。
Babbling Whales – LINE stickers | LINE STORE
「おしゃべりなくじらたち」
MEG._20210228205755 – LINE stickers | LINE STORE
「目をあわせてくれないトカゲさん」
失敗を恐れずいろいろなことにチャレンジしていきたいです。
【初心者用刺繍キット】
クロスステッチがすてき!!
|
ミモザの図案がかわいい!!
|
白糸刺繍、憧れます。
|
「スカッとしたい」そんなときに読みたい本。
ポケットにライ麦を/アガサ・クリスティ
犯人に対してものすごい憎しみが芽生えたのは、
この小説の犯人と、映画『藁の楯』の登場人物:清丸国秀に対してだけです。
(藁の楯は話もおもしろいし、なんと言っても藤原竜也さんの演技がすごい。)
あの穏やかなマープルも、まさに「怒髪天を衝く」って感じです。
ネタバレになるので、『ポケットにライ麦を』の犯人の名前は明かせませんが…
もう本当に本当に許せない卑劣な犯行!!
だからマープルが解決してくれてスカッとするんですよね。
見立て殺人、怪しすぎる登場人物たち。クリスティの魅力が満載です。
クリスティの作品の好きな順で並べると、個人的には上位に入る小説。
|
よかったら藁の楯もどうぞ。
|
「気軽に時代小説を読んでみたい」そんなときに読みたい本。
恋忘れ草 / 北原 亞以子
直木賞受賞作です。
江戸時代の「キャリアウーマン」たちを描いた短編集。
本当にいい作家は、時代小説がうまい人だと勝手に思っています。
仕事で少し成功をおさめたけれど、女性だからと向き合ってもらえないことも多い。
現代でさえまだ偏見があるのに…フィクションだとわかっていても、
この時代に自らの手で力強く生きていく女性たちの姿に感動します。
中古本のみ発見↓
|
好きなものを胸を張って「好き」といえますか?おすすめの本
水を縫う/寺地はるな
家族からおすすめされて読んだ本です。
裁縫と料理が得意、趣味は刺繍の高校生男子の清澄(きよすみ)。
中学生のときに「女の子になりたいの?」などと言われて友だちができなかった過去があります。
清澄はそれでも、自分のやりたいことを曲げたくない。まっすぐな性格です。
清澄を取り巻く人々の物語が、それぞれの目線から紡がれます。
清澄の姉、水青(みお)の話は、もはや私ではないかと思うぐらい私でした。
幼少期にあんな怖い体験はしていないけれど…
黒やグレーの洋服が多いとか、堅実さとかもほぼ同じ。
フリルやリボン、「女の子らしい、かわいらしいもの」に拒否反応が出てしまう。
「かわいい」=男受け、ならそんなものには触れたくもない、かわいいなんて言われたくない。
でも水青も気づくように、「かわいい」の定義は、人それぞれ違って当たり前。
水青にとっての「かわいい」は、イコール「すき」でした。
「かわいい」それ自体を怖がったり、拒否したりする必要はなかったのです。
特に好きだったのは、清澄の祖母の話『プールサイドの犬』。
何歳になっても好きなことを始めていいし、それを馬鹿にしたり止めたりする権利なんて誰にもない。
逆に、誰かの可能性を狭めてしまう言動を、知らず知らずのうちに私もしていないか?身につまされる話でもありました。
自分の好きなことしていいんだよ、と背中を押してもらえるような本です。
|
「どのミステリから読めばいいの??」悩むあなたにおすすめしたい本
「見立て殺人」「クローズド・サークル」のお手本のような本書。
ぜひ、解説やネタバレ等読まずに、読んでほしい本です。
何を言ってもネタバレになる気がするので、あらすじはシンプルに。
互いに面識のない10人の男女が、孤島に集められました。不気味なわらべ唄のしらべに乗って、一人ずつ順番に殺されていきます…
やはり、ミステリの醍醐味はフーダニット、つまり誰が犯人か?ということにつきます。
題名の「そして誰もいなくなった」とは、いったいどういうことなのか?
推理の楽しさとハラハラ感を楽しめる本です。
|