本読むしろくま

あなたに贈る本

ミステリ

「スカッとしたい」そんなときに読みたい本。

ポケットにライ麦を/アガサ・クリスティ 犯人に対してものすごい憎しみが芽生えたのは、 この小説の犯人と、映画『藁の楯』の登場人物:清丸国秀に対してだけです。 (藁の楯は話もおもしろいし、なんと言っても藤原竜也さんの演技がすごい。) あの穏やかな…

「どのミステリから読めばいいの??」悩むあなたにおすすめしたい本

そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティ 「見立て殺人」「クローズド・サークル」のお手本のような本書。 ぜひ、解説やネタバレ等読まずに、読んでほしい本です。 何を言ってもネタバレになる気がするので、あらすじはシンプルに。 互いに面識のない10人…

「高度なミステリと高度なSFどちらも楽しみたい」そんなときに読みたい本。

われはロボット/アイザック・アシモフ ロボット工学三原則を提唱したアシモフによるロボット短編集。 アシモフは、ミステリの名手としても知られていて、 一読では「んん?」と悩まされるような高度なロジックを操ってきます… 話が進むにつれ、だんだんロボ…

「寝つけない夜を、わくわくして眠れない夜に」そんなときに読みたい本。

火車/宮部みゆき 『今夜は眠れない』という同作家の小説もありますが。 おもしろすぎて徹夜で読み切りたくなる小説が、こちらです。 ひとりの女性が忽然と姿を消した。婚約者にも行方を告げず、徹底的に痕跡を消して… 彼女を探していくうちに、次から次に疑…

「だまされたー!!って叫びたい」そんなときに読みたい本。

検察側の証人/アガサ・クリスティ 「ミステリの女王」アガサ・クリスティの短編集。 クリスティは人物を描くのがうまいんですよね。 法廷劇の傑作です。 戯曲ですが、展開がはっきりしていて早いので読みやすいです。 二転三転しながら、驚愕のラストが待っ…