2021-02-19 「タイトルからは想像もつかない」そんな本が読みたい。 日本文学 芽むしり仔撃ち/大江健三郎 山奥の村で集団疎開することになった感化院の少年たち。 流行りの疫病がこの村を襲い、村人たちは少年を村に閉じ込めたまま、どこかへ移動してしまいます。 絶望を乗り越え、少年たちはこの村で自由を謳歌します。 とにかくおもしろい。 大江健三郎氏の作品は不思議なタイトルばかりですが、最後にはタイトルをしっかり回収してくれるので達成感があります。 この物語は、希望か?絶望か? 余韻を持たせる最後もよかったです。 芽むしり仔撃ち (新潮文庫 おー9-3 新潮文庫) [ 大江 健三郎 ]価格:572円(税込、送料無料) (2021/2/16時点) 楽天で購入