2021-02-14 「人生の夕暮れを眺めたい」そんなときに読みたい本。 日本文学 山の音/川端康成 ノーベル賞受賞時には「日本人の心の精髄」を表現したことが評価された川端氏。 息子の嫁に淡い恋心を抱く老人が主人公の物語。 川端氏の言葉によって紡がれる日常の風景の美しさ。 平易な文体ではあるものの細やかな人間模様。 家族の繊細なつながりが静謐に描かれています。 テーマにしては不思議と重苦しさを感じさせない語りが、心地よいです。 山の音 (新潮文庫 かー1-9 新潮文庫) [ 川端 康成 ]価格:737円(税込、送料無料) (2021/2/14時点) 楽天で購入